SMTラインの運用

SMTラインは、各設備がコンベアで接続され、基板を投入すれば、印刷され部品が実装されはんだ付けまで完了される、自動化された生産ラインだと思われがちですが、実際は人の手がとても多くかかる生産ラインです。段取りはもちろんですが、通常運転中もいわゆるチョコ停と呼ばれる要因で頻繁に停止します。ワークつまりなどの小トラブルはもちろん、設備故障などの大トラブルまで、設備担当者は気が抜けません。またオペレーターも予測不可能なオペレータコールに呼ばれながら、品質を維持する活動をおこない、段取り、場合によっては保守まで担当します。SMTラインのオペレータは、他の業種のオペレータに比べ非常に多忙なのではないでしょうか。

ここでは実際に私が行ってきたライン運用や、評価や指標のあり方について説明していきます。